2003年、火星が地球に約6万年ぶりという大接近をしました。倶楽部では晴れていれば毎夜火星の観察会を実施。また、火星運河論争のメッカ、アメリカのローウエル天文台のクラーク屈折望遠鏡を直に覗きに行くというアメリカ・ツアーにも参加しました。

火星面の最新展開図

陸別では雲間に何とか火星が見られた

     2005年の火星接近

 2005年9月30日から11月30日(再接近が10月30日)までの2ヶ月間、晴れれば火星の観察会を毎日行う強化期間を設けて、特別体制で観察会を実施しています。参加希望者はどなたでも・・・ご連絡ください                (順次・実施内容を掲載します)

火星観察会のようす
火星表面のスケッチ集
ただ今集まったスケッチをスキャン中ですので、順次追加していきます
パーシバル・ローウエル
米国・アリゾナに私財をなげうって火星観測のための天文台を設立する
 1906年、ローウエルは火星の表面には運河が存在し、高等な生物が造ったものではないか?と主張し世間を騒がせました。左の上下2列がローウエルのスケッチした火星表面図。右の上下2列が最新のハッブル宇宙望遠鏡によってとらえられたスケッチと同じ領域の火星面写真。
 ローウエルの思い描いた火星運河説は遠い過去のものとなりましたが、現在も火星の接近のたびにこの話しが蘇り思い出されます。
○第1回火星観察会10月3日

昼間は抜けるような快晴だったため実施を早いうちに決断したが、20時半滝野に着くころ薄曇がひろがり全天を覆い雲越しに観望で終わる
○第2回火星観察会10月6日

火星の仰角がまだ低いため開催時間を20時半とした。昨夜からの天気が持続している。滝野での21時以降はシーイングも落ち着いて模様がハッキリしだした。
  火星には運河がある
○第3回火星観察会10月27日

30日の火星大接近を前に、望遠鏡で覗いた火星は随分と大きくなった気がした。高度も高くなって見やすい位置になったが、今夜はシーイングが悪いのか今一模様が見づらかった。
○第4回火星観察会10月31日

31日、火星の最接近は過ぎてしまいましたが、まだまだ観察の好期は続きます。今夜は雲が残って、観察した時間で随分シーイングが違ったようで、スケッチにも個人差が出ました。
○第5回火星観察会11月 3日

毎年恒例の七輪と火星観察会を苫東工業団地で開催。天気は悪いということでしたが何と晴天に。誰の行いが良かったのでしょうか。綺麗な星空に焼茄子の洗礼を2名が受けました。
○第6回火星観察会11月 5日

7日に火星が衝となって観察のシーズン最高潮に達しました。札幌も冬型の気圧配置が多くなり晴れなくなります。観察会の実施の案内を出しても人が集まらなくなりました。あと1回できればいいのかな…。